幸せの味も 花の手入れも知らない頃 愛を繋ぐために その蔦を巻きつけてた Mmm わずかな呼吸で 音をたてぬように色めいて 震える漣(さざなみ)に あたたかな瞳が映った もう止められないの あなたともう少し近づきたい 何も汚さないから あなたを壊さないから 漂う薄いベールを 今剥いで この一瞬だけ 自分に還ろう 重くのしかかるすべてを下ろして これは恋じゃない ふたり出逢った その意味をひとつ交わしただけさ 夜を明かすことも この先を語ることもない それが精一杯の 私たちのリスペクト あなたは見つめる 私はこたえる この歌がつなぐ密やかなメッセージ その腕がのびる 蔦がほどける隙間から 息を吹き返す 私だけの花 また次の歌が 生まれたとしたら 聴いて欲しい この色を知れるのはあなただけ これは恋じゃない ふたつの種が 息を吹き返す悦びの声