喉奥の日照りと意地悪な寝癖を 溶かすのはまた後にして 単調的な秒針を三拍子に飾って 俗にいう毎日にさよならを 贅沢なモノは名前を書いては 冷蔵庫の奥に隠してみる 折角の食卓が冷め切ってしまう 無下に愛なんて嘆くから 消せない想いは 種の様に成っていって 俄雨の音溶かしてさ 消せない想いは 種の様に成っていって 俄雨の音溶かしてさ 絨毯の毛並み揃える穏やかな影法師 生乾きの午後を他には要らない 蛍光灯の旋律と底無しの如雨露 誰かに尽くして枯れ果てる 垂れ流した旧作の結末は 目蓋の裏にいつも茜色 羊雲は呼んではいるが 嘘つく事はやめたよ 消せない想いは 種の様に成っていって 俄雨の音に溶かしてさ 消せない想いは 種の様に成っていって 俄雨の音溶かしてさ 曖昧な駆け引き 当たり前じゃいられない 僅かな波の変化に 線をなぞる日々よ 消せない想いは 種の様に成っていって 俄雨の音に溶かしてさ 消せない想いは 種の様に成っていって 俄雨の音溶かしてさ