君にも 愛にも 疲れてしまい とおり過ぎた 若き日を知る 青春は たそがれて 夢はひそかに 別れを告げる あゝ ありふれた 倖に 背を向けてゆく 勇気がほしい 声をはりあげ 泣いてみるのも いいさ この街を 今歩いて やがて友は 消えてゆくだろう あの日の語らいも しらけてみえる 東京は たそがれて ほんの少しだけ やさしくみえる ひとりこのまま 生きてゆくなら 色あせてゆく この青春に しがみついては ゆかないだろう ひとりで生きてゆければ あゝ ありふれた 倖に 背を向けてゆく 勇気がほしい 声をはりあげ 泣いてみるのも いいさ この街を 今はなれて 立ちどまる このひとときも 友はまたひとり 消えてゆくだろう