窓にぶら下がる気弱な月を 説得できるのかな どんな美しい夜空であろうと やがて朝陽に追われるだろう この世には永遠などないんだ そう君は薄れ消えて行く残像 存在してない 愛し合ったことも 見つめ合ったあの時間も… 何(なん)にもなかった 出会ったことでさえ 記憶違いだった ひとつ手前の道を 曲がればいい 運命 空にうっすらと爪痕みたいな あの月が僕を見てる気がする サヨナラを言ったくらいじゃだめ そうそれは感情ではなく言い訳 存在してない 許し合った嘘も 信じ合ったあの言葉も 覚えてないんだ 都合がいいように 忘れたわけじゃない いつか もう一度君と 出会いたいな 他人で… 記憶の空白 存在してない 愛し合ったことも 見つめ合ったあの時間も… 何(なん)にもなかった 出会ったことでさえ 記憶違いだった ひとつ手前の道を 曲がればいい 運命