勝てど負けどもいとをかし 暁 美しき花ぞ咲け ほら 心まで飾りゃんせ 洒落た浮世の色 世知辛し 持ちつ持たれつ有り難し 内は実に文無し他人事 この身さながら奉る 御免 なお言の葉は泡沫 あらましは言わぬが花 喧嘩などおぼつかなし 己には己の場所 人の世は騙し騙し 焦がれ振っても飛んでも年頃 愛で惑う 君にいつしか幸あらん いつも踏んだり蹴ったりばかりで 悩ましい 君にいつしか幸あらん かつて売ったり買ったりされては 狂おしい 君にいつしか幸あらん なれどやたらめったらあながち 遊び人 この心より然様なら 素晴らしき明け暮れ ゆらりゆられて花心 月夜に散りゆく夢の如し 流れ流れる人の波 眺め 心馳せの随に 徒情け心中立て 忘るなよ 言わずもがな 大人ならずば用無し 蚊帳の外が憂い無し 日ごとあっぱれあっぱれゆめゆめ くじけない 君にいつしか幸あらん あたら追っても追っても空振り 落とせない 君にいつしか幸あらん かたや打って変わってしおらしく 目安し 君にいつしか幸あらん なれど一体全体 定めは儚し かの現より然様なら 待ち侘しき夜明け 愛しきかな 千々に舞う花びら 凛と背を伸ばせば 朝焼けが照らしだす 焦がれ振っても飛んでも年頃 愛で惑う 君にいつしか幸あらん いつも踏んだり蹴ったりばかりで 悩ましい 君にいつしか幸あらん かつて売ったり買ったりされては 狂おしい 君にいつしか幸あらん なれどやたらめったらあながち 遊び人 この心より然様なら 素晴らしき明け暮れ