風が歌う夜に 雨が叫ぶ夜に 一人座り込んだ ヘタレ顔の勇者 愛に焦がれながら 自由に焦がれながら ひどいやつれ顔の 時代錯誤の勇者 旅立つ時だ 土をけって走り出すよ そうさ 村人たちの冷めた視線跳ね返して 常識を蹴り飛ばした 望まれていないヒーロー 出る杭になれもしない 誇りを胸に 茨道を歩き出すよ 僕は 強くなりたい 君のために 人のために 臆病を押し殺した バレバレの嘘のヒーロー 憧れは遥か彼方 道はまだまだ続く 命知らずはすました顔で 何度もさ 何度もさ 何度もさ 間違えては 滑稽でも 無様でも 馬鹿だから あきらめない 心の声は 本当の思いは 本当の気持ちは 道はまだまだ続く 命知らずは愉快な面で 青く燃える炎 凛と燃える炎 常にそこにあって 尽きることがなくて 望むことは全部 かなうはずさ 全部 空は息をひそめ そっぽ向いたままで 戦う時だ 全部嘘で構わないよ そうさ 一歩踏み込め 闇の向こう 時の狭間まで 呼ばれてもいないのに どこにでも駆け付ける お人好し場違いヒーローさ 始めが恥じ目 夢の中で夢を見てもなにも 始まらないよ 枠の外へ 檻の外へ 稲妻をつかみ取った 選ばれていないヒーロー 神々にたてつくのさ 道はどこまで続く 命知らずはとぼけた顔で 何度もさ 何度もさ 何度もさ 転び倒し 落ち込んでいる暇も ないからさ 立ち上がるよ 心の声は 本当の思いは 本当の気持ちは 魂の声は 何度もさ 何度もさ 何度もさ 負け続けて ふがいなさ 情けなさ なにもかも だきしめるよ 心の声は 本当の思いは 本当の気持ちは 魂の声は