黒く汚れていく君の心を見つめてた 音を立て 降りしきる雨さえその罪を 流しきれない 崩れてく 棘が絡みつく 棘這わす“心臓“ 蝕んだ 鮮明な“記憶“ 絶望に 染まった“思い出“ 形成す歪な影 この掌に滲む 深紅にどうか寵愛を 重ね合わせたまま 求め祈る 彷徨う子羊に憐みと救いを 嗚呼 悪魔でもいい 「愛して?」 「お目覚めかい?」 舌這わす音で目覚めた少女は 気づかない 刹那 雷鳴が照らす 彼の姿を垣間見る 真実に 氷の優しさを 気が狂う程に 貪った 強請る子の様に もし貴方が 望む姿なら 如何様と変わるでしょう 愛ゆえに愛されない宿命と 知っていながら 振りかざすその刃を 躊躇わない 足下を流れる"罪"と"罰"に染まる 嗚呼 神でもいい 「殺して…」 解り切ってた“結末” エンドロールさえ流れず 私というカタチは終わるでしょう 伸ばした指先は太陽にひび割れる 「この身にお似合いね…」 今目の前に広がる"楽園" にどうか永遠を 深い微睡みの中 十字を切る 血迷う子羊に 憐みと救いを 悪魔でもいい 「愛して」
