目の前に舞い落ちた 雪が足元で溶けた 儚い 温もり蘇る 吐息が白く染まる日に 君は無邪気な笑顔をみせた 臆病だから君のすべてを 独り占めしたくなったんだ 白銀広がる世界に心染まりながら 見上げた夜空に光るシリウス 焼きつく思い出 黄泉比良坂 君の姿を浮かべながら 叶わない絵空事 いつの間にか輝き始めたスピカ 虚しさが募る部屋 君のリリーの香りに 揺らいで 春光折り返す 陽気に満ちた昼下がり 君とお花見きた大阪城 公園でビールを飲み 君色に包まれていたね 涙溢れる世界に1人溺れながら 歪んだ場面は 心悲しみに染められてくよ 三界無安 白黒の日々 目を逸らして 時はただ進んでく いつの間にか照らされてた月の道 透き通る夜空に暖かく光る月朧 掴みたくなって空に手を伸ばす 韶光きらめく世界に1歩踏み出せた 解けない魔法が焦る意気地無しを 誘うけれど 春風駘蕩 手のひらに落ちた花びらを 青空に 散りばめて いつの間にか新しい未来を 手に・・・ 叶わない絵空事 いつの間にか輝き始めたスピカ
