追突の音が 夜に響いた 夢の続きが ブレーキを忘れた 白いライトに 晒されたのは あの日のヒロインじゃなかった 病院の中で 叫ぶ声ひとつ 止めた看護師 涙を流した 蹴り上げられた 善意の手のひら 誰も信じられなくなるよ 映画みたいに 切り取れた瞬間 でもこれは フィクションじゃなかった 制服の笑顔 輝いてた君は どこで道を 踏み外したの? 芸能ニュースが 繰り返す名前 もう「憧れ」じゃなくなって 心の中で手を振る記憶 静かに崩れていく朝 Majiで捕まる5秒前 その手に残る爪の跡 言い訳よりも響いてた 沈黙の中の暴力が だけど今でも思い出す 透明だった初恋の歌 涙拭いたら立てるかな 誰もが見てる 次の一歩を
