憂いた午後、際限ない陽 暴かれた僕らの形で 繋いだ鼓動、触れていた頬 また凍えかけていた体で 抱えたもの、読みかけの本 木漏れ日が落ちる奥の方 あの日のこと、呼吸の音を まだ信じていたいから 登る坂道の先も知らないで 発光する街の片隅で 目を閉じたら夢の中に溺れていた きっと僕らは想像の中で ゆらいだ月を見てた いつかは物語の続きをまた見つけて 眠りから覚める前に 憂いた午後、際限ない陽 囚われた僕らの心 震えた鼓動、刻む音 今も続いてるような気がして 綺麗なもの、消えてゆくもの 日だまりが落ちる記憶の方 あの日のこと、あなたの声を まだ覚えているのかな? 登る坂道の先は遠のいて 幻想にはまだ届かなくて 目を閉じたら闇の中に溺れていた いつも僕らは街灯の下で ゆらいだ月を見てた いつかは物語の続きをまた見つけて 眠りから覚める前に 気づく前に