同じ月を観ている

歌詞

遠くにきたようで あまり離れてない 変わっちまったようで 何も変わってない 俺とお前 出会った日の感覚を今も覚えている 俺たちは16で音楽の中毒 日当たりの悪い部室　週6で集まり ギターベースドラム鳴らす 遠い過去の記憶 カッコつけたバンド名 派手が過ぎたファッション 今となれば笑い話 的外れなパッション オリジナルの曲を書いて落とされる オーディション “わかってない奴らばかり“ この世界呪ってた 才能ならないのなんて 初めからわかってた 気がつかないふりを続け リリックを重ねた 中身のない言葉たちに占拠された 自由帳が 机の引き出しの中に10冊を超えた頃 俺は歌を諦めお前と道を違えた お前は道を歩き続け日の当たる 場所に出た 俺は俺なりのやり方でドアを開いた 新しい仲間と同じ夢をみる今 遠くにきたようで あまり離れてない 変わっちまったようで 何も変わってない わかっていたようで わりとわかってない それぞれ道の上互いに響き合う 俺とお前 俺のことが羨ましいなんてそれは 笑うぜ 確かに少しは名前も売れてきたよ 最近 それでもまだ 払えてない社会保険年金 取り置きのスニーカーも時間切れで 返品 子供一人くらいいてもおかしくない 年齢 彼女だった女からは 連絡ないぱったり 残された猫と二人 ワンルームでしっぽり 人並みの幸せなら 置いてきたぜとっくに そりゃあ人生ってやつは勝った 負けたじゃないし そんな強がりを 自分に言い聞かせても内心 人の芝が青く見えるそんな 夜もあるよな それはきっとお前だって 同じようなもんだな あの頃の俺たちが抱えていた情熱 俺の中で消滅せず未だ続くトンネル 通り抜けた先の光 いつか見たい風景 道の半ば燃え尽きたらそれもOK 遠くにきたようで あまり離れてない 変わっちまったようで 何も変わってない わかっていたようで わりとわかってない それぞれの道の上互いに響き合う 俺とお前