脳の奥深くから私を呼んで 私はそれに応えるだけだ。 思えばいつもそうだった。 間違ってたのは私だった。 一生懸命な君がバカに見えた 気付けば君はあの人の隣 その目は私とは違う 澄んだ黒色をしていた。 脳の奥深くから私を呼んで 私はそれに応えるだけだ。 私を呼んで。呼んで。 この手を引いて。 私をナースコールで 一緒にあの世に連れ去って。 ああ あんまりだな ここにいない 君とあの子が いつもの曲がり角で また 見失っちゃった ドラマみたいな 綺麗な結末 私が、あの子の背中を押すの。 それは「片方」にとっての 幸せであり、不幸せ。 それでも、涙が。 ああ、なんでだろう。 私を呼んだ 声は 虚空に消えて おかしいな、全部 忘れ去ってしまったよ 私を呼んで、呼んで この手を引いて 私をナースコールで 一緒にあの世に連れ去って ああ あんまりだな ここにいない 君とあの子が いつもの曲がり角で また 見失っちゃった 脳の奥深くから私を呼んで 私はそれに応えるだけだ。