全てを捨てて乗った 深夜高速の窓から見えた 煌めく街灯ぼやかす 落ちる雨音を聞いた 耳を塞いだ、傷付く前の予防線を 砂糖と一緒に溶かした 駅に流れ込む人達に たちくらみ、恨み辛みを重ねて 悟り開いた振り 潜り込む地下鉄にまた1人 光る駅コンビニに素通りしたら 人生最下位の暗闇を 手探りで探しても嘆いても 届くはずのない分かる訳がない ただ明日もこうやって 毎回の後悔も夢に出て 何にもならないと分かって 救われないなら救われないから ただ息をしてる 性懲りも無くただ捨てられない望み 恐る恐る覗き見した未来に 意外にセンチメンタルになったり 病んだり 通りすがりの 知らない誰かに懐かしい香り 重ねてまた巻き戻し刻んだ証 いつの間にか忘れたあの日の話 人生何度でも繰り返す 過ちを見ない振りし続けて もと居た場所にもう戻れずに ただ明日もこうやって 変わらない回らない 立ち尽くすこの街で眠る夜 救われないなら救われないから ただ夢を見てる