今、一つ、 身に消えて行く焼ける様な煇が 又、二つ、 露わに成って今宵の闇に消える 唯、一つ、御伽噺に幕切が無い様に 又、二つ、 忌まれし運命も塗り替わって 移ろうの 後悔の行く末よ 嗚呼 今繰り返す名を 赤い華も踊る 夜に哮るその残響を さあ今語られる名を 泡沫の命と今名付けようか 今、一つ、 風を纏って終わりを映し出す 又、二つ、 闇を葬って垣間見える瞬間を 嗚呼今消えて行く名を 鮮やかに彩る時を翔けるその残光を 嗚呼 今繰り返す名を 赤い華も踊る 夜に哮るその残響を さあ今語られる名を 泡沫の命と今名付けようか