すくい上げた手のひらから こぼれ落ちてく金盞花 街に消えゆく影を 否応なく追っては彷徨った 近づきたいのに 逃げ出したストーリー 触れていたいのに 満たされない 飾り物 揺れるアイロニー あと少し 揺れるアイロニー 少しだけ 自暴自棄 また傷ついて 崩れ落ちてく 夢の中 街に降る雨音が イヤフォンの奥へ響いた 消えかけのネオン 物足りない二人 触れていたいから 時間止めて あと少し 揺れるアイロニー あと少し 揺れるアイロニー 追いかけては見失う模様 肩寄せ 手重ねては 翻弄 だからずっと待ってないで 生きてもっと まだ足掻いて 隠せない嘘に蓋した 寄り添いたいから 振り切った二人 触れていたいから 許して欲しい あと少し 燃えるような あの日の思い出を 切って捨てて 破いたって どこにもいないの 濡れた頬 優しく暖める 手が届きそうで届かない幻か 揺れるアイロニー あと少し 揺れるアイロニー 少しだけ すくい上げた手のひらから こぼれ落ちてく金盞花 街に消えゆく影を 否応なく追っては繰り返す