キャッチしそびれたボールが 河原の道 転がってく 「ごめん」と君が笑うから 僕も笑顔になってた 当たり前なんかじゃなかった 君と過ごした日々 今でも僕は強がってばかりで 背伸びしたって仕方ないのに 茜色 染まった風に 二つの影が伸びる 泥だらけの手のひらで 掴んだボールの行方 描いた未来に届け ビルの隙間からのぞいた きらり 光る 知らない星 君もどこかで同じ空 見上げていたらいいな 二人 行き交う放物線 街の灯 灯る瞬間(とき) 「本当はね…」って ふいに真面目な顔で 話してくれた夢の話 茜色 そよいだ風に 投げて返したエール 君の背を押したつもりが 僕が押されてたんだね 立ち止まったアスファルトに 一つの影が伸びる それぞれの道の先で 僕ら 繋がってる 瞼を閉じれば 茜色 染まった風に 二つの影が伸びる 泥だらけの手のひらで 掴んだボールの行方 描いた未来に届け