何でもある街に帰り ただそこには欲しいものはなく 浮かぶ過去の場面 もらったものはもう返せないことを 遠い日の面影 あなたには一瞬だとしても 埋める時間を せめてもう一度願わずには 隠せない感情なんてきっと 比べるまでもない 選べなかったそれだけのせいなのだ から 夢の中甘い思い出あさる夜 醒めておそう寂しさ くちゃくちゃの柔らかい手を ごちゃごちゃの感情 心の中は波のようで このまま記憶の彼方 ただよっていたいなんてね 手で消すろうそくの火 ゆれてのぼる煙を見ては まだそこにいるの 写真なか問いかける 何もしてない時間 入り込む喪失 いろんなことがもってかれてゆれる 足元 会わないの選んだ自分 言う資格無い でも言うしかない 軽い言葉 でもどうか ごめん でもまだ残ってる会えること 消えて忘れて少しでも間違わぬよう 数えきれない 話したいこと感謝 今どこに きっと空にのぼり 光になっていく そう信じている そう信じてみる 煙を見つめている 何にもない町に帰り 手をあわせにゆく