ボクの人生と 無関係に揺れる あっちのマンションの灯りを見てる もしかしたらさ 全部がボクに似てる ボクじゃない誰か あっちにいたりして 虚数みたいに 存在しなくても そこにいることってあるでしょう それじゃボクも… そこにいることだってあるでしょう 世界のどこでも同じような街並み 歩く自分を幽霊に感じたり 届かない歌 泣きながら愛したり してることだけが確かだよ 確かに ありふれるくらいにあふれた出会い でもこれは離れてるからこそ近い 閉じた世界の開かれた未来 必要なのは自分への理解と愛 モラトリアムがガソリンのエンジン 燃える目に映るこの海は臙脂 これは じゃなくてこれが現実なら あっちのマンションに背を向けて前 進 手を離した隙に 溺れちゃう前に 耳を澄まして 52Hzのあなたの声は あと数センチの届かない思い出 輝け 海の子 灯台の位置なんか忘れたまま 群れのルートからはぐれたまま 海の底にひとり隠れたまま かすれた声は聞こえないまま 理解できなくても当然でしょうと 孤独の意味を書き足した辞書 ボクじゃなくキミたちが見つけろ ボクがいる場所 ここだ 手を繋いだ時に 思い出せる様に 52Hzのあなたの声は あと数センチの届かない思い出 轟け その鼓動 52Hzのあなたの声は あと数センチの届かない思い出 泳げない "おもいで"