君とお別れするってことは 僕のなかの一部も失われるってこと つまり君と僕の間にあった 現象にもう二度と 出会えなくなるということ だけど僕の手を握る君の温度にもう 応えられないやって 薄々感じているのにキリトリ線を 無視している 山折り谷折りで 誤魔化していたけれど やっぱりこれはどう見ても 「わたしって君の何?」 なんて関係性を担保にしないで この瞬間だけを重ねた スパークの連続でありたかった 他人になろうよ どうせ君も僕もどこにいたって 大丈夫だから きっと 他人になろうよ どうせ君も僕もだれといたって 大丈夫だから これほど誠実なことってないよね この悲しみはもう 君とは分かち合っちゃいけないって わかっているのに 痛みが半分流れ込むような錯覚が 苦しい あんなにも僕らふたりでいたこと 嘘じゃなかったからこそ いまはちがうってこともわかってし まう 他人になろうよ もう並んでは歩けないけれど 出会えたこと誇りに思うよ 他人になろうよ 君の人格はきっと僕の血肉になって 流れている それは僕だけが 知っていればいいこと