茜射す大地を蹴とばせば 星の住処を巡り巡る いつか世界は終わるけれど どうか燈を絶やさぬまま 生活は明日も続く 紺碧の空は仕事を 終えてはじめる冬支度 金色の稲穂を纏い のっぺらぼうの月には鴉 混沌を希望で割って 3.141592 論法も暴力もただ 今は屍 芳ぐや徒然 それでも腹は減るし 雨が降りゃ傘もさす 鐘の音が聞こえたら コンセントレーション背骨深く 内臓を食い破って現れる 本当の姿を晒せ 村雨を待つ 時のすがらに それでも眠くなるし 風が吹きゃ猫になる 鐘の音が聞こえたら 染まりゆく宙を睨みつけて 道の彼方に想い馳せる いつか辿りつく日まで けして燈を絶やさぬよう ガソリンで腹を満たす 茜射す大地を蹴とばせば 星の住処を巡り巡る いつか世界は終わるけれど どうか燈を絶やさぬまま 生活は明日も続く 染まりゆく宙を睨みつけて 道の彼方に想い馳せる いつか辿りつく日まで けして燈を絶やさぬよう ガソリンで腹を満たす 生活は明日も続く