帰り道 満月は音もなく ふたりの今日を照らしている 触れたくて 触れられずに わたしはあなたで満ちてゆく 手と手の隙間 あと数センチの夜を埋めて ミッドナイトブルー 見上げるふりで ミッドナイトブルー 横顔の三日月 睫毛を盗み見ては また想いを募らせて あゝ もう少しだけ あゝ 月が綺麗ですね 無愛想だけど優しくて 不器用な所がいとおしい 言いたくて 言い出せずに わたしの願いは欠けたまま 目と目を交わして 流れる静寂に愛を詰めた ミッドナイトブルー 見上げた先の ミッドナイトブルー あなたの目 三日月 このまま時を止めて あの橋を渡る前に あゝ もう少しだけ あゝ 月が綺麗ですね