剥がれた底の オンボロな靴で こいつは何処へ 何をしに行くのでしょう ふざけた顔の 学生がぽろり 溢した愚痴は 水溜りに消えてた あなたの町に 私はひとり このまま夜に 溶けて堕ちてゆくだけ あなたの為に 私は居ない さよなら別に 何をしても良いでしょう 冷めてく口に チョコレートを一つ 泥みたいな味 がしてすぐに吐き出す あなたの町に 私はひとり このまま夜に 溶けて堕ちてゆくだけ あなたの瞳に 私は居ない さよなら私に 掛けてくれた言葉も さよなら あなたが此処に 残したぽろり 消えずに床に 溜まり口を塞いだ あなたの為に 私は居ない さよなら別に 何をしても良いでしょう 北口すぐの コンビニの灯り 霞んで見えて すぐに視えなくなった あなたの町に 私はひとり このまま夜に 溶けて堕ちてゆくだけ あなたの瞳に 私は居ない さよなら私に 掛けてくれた言葉も さよなら