何もいらない、 お洒落な花瓶の花を手にとり、 そっと窓際に置いて眺めたり、 あなたに逢えない夜に、 もういっそ淋しさばかり 悲しい夜に、 甘いリップを新しくつけてみたり、 慰める為のアイシャドウ、 こんなんじゃない 何千回のストロベリーナイト、 たのしんだ、間違ってる? 隠しきれないキズアトには、 懲り懲りよ 鐘が鳴り響く、あなたから、 そろそろ聞きたい 「愛してる」って薔薇のベッドで、 ねえ無邪気な愛、はじめてみたい どうしたいって? わからないの? その唇に聞いてよね わたしだけ時間が過ぎる、 ずっとそばにいる 魔法をかけられる? “ときをとめてほしい” あのね「誰よりも、愛してる」 なんて 今はもっと違うフレーズ、 聞きたいな 足りないのは、あなたの秘密、 もっと知りあおうよ 回り出したメリーゴーランド、 停まりかけ 曖昧……永遠には、ほど遠いよ、 十二時に帰る! 混ざりあうマーブルの様に、ねえ、 この時を信じたいよ あなたならわかってくれる、そう、 甘い溜息がいいな 好きだから涙が出る、 ただシアワセのエンドロールが 見たい 光が射す、お月様に 祝福されたふたりは 永遠(とわ)の道を歩む 闇に迎えられる、今 “あいしてる?” 「愛してる」って薔薇のベッドで、 ねえ無邪気な愛、はじめてみたい どうしたいって? わからないの? その唇に聞いてよね わたしだけ時間が過ぎる、 ずっとそばにいる 魔法をかけられる? “ときをとめてほしい” “ときをとめてほしい” そんな魔法をかけて。