今日も群がってく 誰彼も キラリキラリ 手のひらサイズの 虚像ばかり 気がつけば 瞼はパッチリ バッチリ シンデレラ体重目指しては 吐いて 塗りたくった白は すぐに剥げて 何を目指して 何に怯えている? 憑りつかれた ステレオタイプ 僕はカラスに生まれて このまま このまま 黒く真っ直ぐ飛びたい 妙に疲れた顔をしながら 生きたくない 闇があるから 光が見えるの そう言われたって 聞く両耳に 量産型のミュージック じわりじわり バズらせたがりの フェイクばかり 侵されて行くまま 豆腐メンタル ぐちゃぐちゃにされても 汚されたりしても 反撃すらしないんでしょ? 憧れた誰かは 気付けば燃えている 灰になって散るならば 影に隠れてても 陽の光なくっても この闇を貫いてやる 僕はカラス 君は誰だ? 名前のない人生 忘れ去られて 泣きたくっても 泣けない未来とか 虚しすぎて一大事 自信がないから ステレオタイプ 遠くのカラスを指差し 笑って 笑って 黒い感情 飲まれる 虚を突かれた 言葉を浴びて 崩れて行く 僕は闇から 光を目指すの なりたくて なれなくて でもそれは 序章で あるべき姿 鏡で見たままの姿 全部受け入れてみれば 僕だけの弱さと 僕なりの強さ 夜空に舞う 羽根のように 僕はカラス 君は誰だ? 覚えてほしいなら 名前を叫ぶんだ 涙声でもいいさ 聞いてやる あの時の僕に告ぐ 今日に繋いだ ステレオマイク 僕はカラスに生まれて このまま このまま 黒く真っ直ぐ飛びたい そんな想いを拡散しながら 生きてゆくよ 闇があるから 光が見えるの