鼻先を通る冬 煌めく街 移りゆく景色 いつもより 大人びた 後ろ姿 胸の音高鳴る 目が合う時 触れた時に 探った気持ち 想う言葉 会えない日は 心焦がれて 降り積もる雪に 溺れてしまいそう 冬の花に積もった 星屑が溶けてなくなる前に 隠しきれない想いを この言葉に込めて 幼気な笑み 溶かす心を ふたりの白い世界 止まる瞬間 遠くで鳴り響いた 鐘の音と光る街灯りが 僕らだけを照らして 静寂包み込んだ これから先に 続くページを ふわりと笑って 共に描きたい 星並ぶ留紺 いつもの街 浮遊する足音 染まる頬 小さな手 愛し姿 惹かれて苦しい 伝えた時 届いた時 揺れた瞳 浮かぶ脳裏 薄ら紅に 酔いがまわって 降り注ぐ光に 溶けてしまいそう 僕の中に積もった 名の無い欠片を集めて全部 そっと渡せたらどうだ? 笑ってくれるだろうか? ちらりと見せた 違う表情 ふたりの淡い世界 進む瞬間 近くで陰籠った 心の音に脅かされる前に 包み隠さぬ想いを 花言葉に込めて 僕が知らない 古いページを ゆっくりめくって 共に歩みたい うつつ脆い日々に 泣きつきたくって 壊れないよう密かに見つめてた “明日には明日の風が吹くから” 冷えた空に留めて 白い星が降るって予報した 君の願いを全部 僕が受け止めてずっと 叶えていけますように 瞳を泳ぐ次のページが 暖かく綺麗でいれるように 冬の花に積もった 星屑が溶けてなくなる前に 隠しきれない想いを この言葉に込めて 幼気な笑み 溶かす心を ふたりの白い世界 止まる瞬間 好きだと伝えた 君といたい