古いラジオ、雨が降る予報を 告げて、かすれ、 何も分からなくなった 浮かぶ雲が、徐々に速まっていく それも、すぐに何もなかったように モノトーンの街並みから パチパチと散っていく花は 少しだけ明るすぎたみたい 今だけは 駆け抜けては、君を置いていくんだ 浮かんだり、沈んだり、 繰り返していくけれど 戻れない時間と、 わかってはいるけれど いつまでも変わらないままでいる あの季節だけの、さようならは 薄いテレビ、終わりを告げてる 知らないことが一番の罪だと 買ってみた新しい味 どこかに”懐かしい”がある そう願う悪いクセがいつも 邪魔をする 過ぎてからは、君を忘れそうだよ 浮かんだり、沈んだり、 繰り返していくけれど 戻れない時間と、 わかってはいるけれど いつまでも変われないままでいる 私たちだけの白昼夢 こっち見てても、 君を置いていくんだ 浮かんだり、沈んだり、 繰り返していくけれど 戻れない時間と、 わかってはいるけれど いつまでも変わらないままでいる 最初の自分へさようなら