さあ願いましょう 穏やかな次の日を 隣の悲劇から目を逸らすように 忘れ去りましょう 壁の隙間に漏れた 焼き付く声 また繰り返す ぐるぐると巡り来る 一続きの理想と二つの目が 期限切れになる 何もかも打ち止める わたしの下 気が狂う手前で踊る 終わりは今日も見張っている 産声上げたその時から まぶたを透過する常夜灯 グロい黒点が溜まっている 視界の端横切る顔が 退屈そうだったんだ ありふれたオチをあなたにどうぞ 音の鳴る方向かって Eeny, meeny, miny まともなロジックを望まれたって 演出家になる気はないわ さあ歌いましょう 空に額ずきながら 宥め賺すよう唱える 「︎■は幸せよ」︎ 大勢の虚像がおとなしく列を成す 真綿の中 また繰り返す 無謀にも夢を見る 自分だけがとっておきでありますよ うに 握る力で手の甲が痺れきる あなたに蓋 眠れぬ夜を染める コンプ不可能なマルチエンディング 最後の二択は忘れた頃に 唯ぼんやりとした瘴気が 常に心を蝕んでいる 横切った顔が気怠くて仕方ない 静かになって累々に咲いた 素っ気ない表情のジギタリス 不条理な反証に歯止めはない 単純作業といえどもう手に余る ありふれたオチをあなたにどうぞ 音の鳴る方向かって Eeny, meeny, miny 鮮やかな布石を求められたって わたしが立つ理由も知らないわ
