すっかり冷めてしまってた マグカップを持ってため息をつく いつの間にか窓の外 さよなら運んだ風が吹く 出会ったばかりの夏の日 あなたはコーヒー 私はレモネード 空の青と笑った顔 眩しくてうつむいた 他愛もない話ばかり 時間は音も無く過ぎて 変わりたいと思った頃 夕日が沈む あなたに恋をする そっと ああ 嫌になるほど好きになったのに お揃いのカップ もう並ばない 忘れようとして 忘れられなくて 繰り返してたらちょっと涙の味 もう一度なんてつぶやく そんな自分のことが 大嫌いになりそう ああ ああ ただあなたの香りがする 2度目の夏の暑い午後 あなたはアイス 私はホット ほんの少し近づけた気がして 嬉しかった 同じじゃないところばかり 目について仕方がないね 変われないと思った頃 夕日が沈む あなたが遠くなる もっと ああ ひぐらしが鳴く声 聞こえてくる 離れ行く背中 思い出す 切ないのは きっと夏が終わってく合図 それだけでしょ ねえ 嫌になるほど好きになったけど お揃いのカップ もう捨てよう 忘れようとして 忘れようとして 冷めてくコーヒーは少し苦いけど もう大丈夫なんてつぶやく つよがりだっていいや もういいや まだあの日の香りがする