手のひらに落ちた粉雪みたい 掴んだ夢は気付くと溶けて消えてる ああ、何か諦めなきゃなんにも 手に入れられないのかしら? それが定めなら あなたは何を選び私は何を捨てる? 誰もが立ち止まって迷い続けるの 壊れた自分自身の欠片を箱に入れ、 こっそり降り積もる雪の中に埋めて く ふたりの行く道は分かれたけれど 私たちはお互いの分身なのね ああ、あなたの選んだものなんて きっぱり捨てたつもりだけど 何故か悲しい 愛を手に入れるたび 夢を手に入れるたび 失くしたものに女は深く傷つくの それでもいつの日にかきっと 思うでしょう、やっぱり 女に生まれてきてよかったわと 私たちはいつも心の中に 悲しい墓標抱えながら 生きていくのね 私が選んだ自分、私が殺した自分 ひとつひとつの名を忘れないように あなたが手にした未来 あなたが捨てた未来 それもみな白い雪に覆われて 消えてしまうけど それでもいつの日にかきっと 思うはず、ほんとに 自分に生まれてきたのは よかったんだと