一枚の枝の葉が吹き抜ける風に揺れ ひらひらと宙を舞い 舗道へと落ちて行く そう僕は偶然に その場所に居合わせて 知らぬ間に罪もない 他人(ひと)のこと踏んでいる 誰かの嘆きや痛みに 耳を傾けることなく 傲慢に生きて来て ごめんなさい 何もしてあげられなくて 遠巻きに見るしかなくて 涙どれだけ流しても他人事だろう 僕が生きてるその意味を ずっと考えてみたけど ただ一つ願ってた 君のことさえ守れなかった 人混みを避けながら 今までは歩いてた ぶつかってしまったら 悪いって思ってた でもそれは 本当のやさしさと違うんだ 気づかずに傷つける ことだってあったはず 意識してるかしてないか 人間(ひと)は迷惑かけるもの 友達は欲しくない いけませんか? 何も望んでなどいない 愛なんて面倒だった だってきっと愛されたら 愛すべきだろう 僕が拒否してた世界 ドアを頑なに閉めてた そう助け求めてた 君を孤独に突き放したまま 残酷なアスファルトに 消えた君のその叫び どこかから聴こえるよ 踏んでしまった運命よ ちゃんと目を見ていたら 気づいてあげられた 誰かの悲しみを 置いていけない 何もしてあげられなくて 遠巻きに見るしかなくて 涙どれだけ流しても他人事だろう 僕が生きてるその意味を ずっと考えてみたけど ただ一つ願ってた君の ことさえ守れなかった