夢の終わりの方 あれだけ繊細なもの キャッチしても 覚えてられない 弛む線の端 少しだけ引っ張ったら ちぎれちゃうほど 強くなかったらしい 私ハイになって灰になった 昨日を望んでいる つまりハイになって感覚のない 生活と手を繋いでいる 今に吐いたセリフ 大体の距離 ちょっと覗いた虚しさを 私は知らない 私は知らない 夢の始まりは 現実の際を抱いて 私のことを 突き落とす 気づかないんでしょう あの子が考えること あなたがもう 一生わからないこと 私ハイになって 履いたまんまの今日を捨てていく つまりハイになった 感覚のまま単純さを失っている 今も吐いた言葉 鮮明な日々 期待できない寂しさを 私は知らない 私は知らない もういつからか 何も奪われず なんも足せなくなった いつまでも かわいそうなんて かわいそうなんて 私ハイになって 灰になった昨日を望んでいる もはやハイになって 見ていた暮らし ひと吹き全部消えてった 今に吐いた気持ち まあまあな距離 計算された無欲さを 私は知らない 私は知らない