Track byTansa
小学生の頃 下の名前で 呼び合っていたあの子から いつのまにか苗字さん付けで 呼ばれるようになっていた 中学生になってできた教室の透明な 壁 あの子はその壁の向こう側にいて 甲高い笑い声 壁越し響く 隔たれたエリアはランク 付けされていて きっとあの子は降格しないように こちらとは距離を置いている 話しかけた時にはよそよそしい 態度で 小学生のあの頃が嘘みたい あの頃の君が嘘みたい 透明な壁の向こうから あの子の声がする 透明な壁の向こうから