きみは海の味がした 海岸越しのアイラブユー 僕らのパパとママもきっと こんな気持ちだったのかな 浮立つ僕を横目に 分からないよ、と呟いた きみの制服のなかを知っている キスは嫌がるのに 深いとこは許すんだ 理由も言葉にしないんでしょ 高校生でもない 僕らは本当に子供だ 白いソックス スカート 魔法 海辺のきみに跨って 気持ちよさと虚しさのあいだ おなかの底に残る感覚を 何度も確かめ合っていく 受験勉強やめたいな なんならニートでもいいじゃないか ねえ、僕は好きなんだけど ♪ 僕を貶すアイツより 随分大人になった気でいた 尽きることない切なさが 僕らをずっと簡単にさせるんだ こんなときにはいつも 子供だからと前置いた ダメなことすら知らないふりしてる かっこいいことばかりに 心をあげたりしないでね 理由も言葉に出来ないけど 僕はきみの何に こんなに惹かれてるのかな 赤いスカーフ 首筋に汗 海辺のきみに跨って 窓の向こうに僕らを見たんだ 知らないことを知れた感覚が カラダジュウ駆け巡っていく やっぱり僕は死ねないな なんなら殴られたって痛くないよ 本当だよ?全部 昼休み 階段 踊り場 アイツがまた絡むから 言われたくなさそうな言葉を刺した 鈍い音 右頬痛いなぁ 突き落とす 僕はお前よりずっと強いんだよ 夜更けの海に寝そべって 頬のあざをさらす風 きみのなかに帰りたいよ やっぱり僕じゃいけないの? 波の音なんかに紛れちゃう か細い"ごめんね" 海辺のきみに跨って 気持ちよさと苦しさのあいだ おなかの底に残る感覚を 何度も確かめたいのに 受験勉強邪魔くさいな なんなら引き篭もって 思い出すよ あの日のきみのことを 何度も何度も ♪ 海辺の女の子