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菫の咲く頃に

92
2
  • 2018.02.16
  • 5:04
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歌詞

朝方の赤びた街に 淡く浮かんで蒼が沁みていく 午前四時には此処を出なくちゃ 潰れたタバコが灰になっていく 真空みたいなこの部屋の中 貴方の事が今も消えない 水中みたいに呼吸を止めて 目を閉じた 出会って解けては消えて、声の中 風がいなくなってしまって もう戻れない ただ絡まって、包まって 過ぎ去ってゆく あの日の面影 もう無くて 天気予報士がまた嘘をつき 車窓に映る空が泣き出す 嫌いな街の嫌いな駅に 降りて何でも無いふりをしてる 意味なんてないと知っていたのに 最後の夜まで探してしまったな 点滅信号が赤に戻ったら またあの場所にいる 出会って解けては消えて、声の中 風がいなくなってしまって もう戻れない ただ絡まって、包まって 過ぎ去ってゆく あの日の面影 もうそこに無くて 大体いつもこのくらいに 夕方のチャイムが鳴り響き いつもとは違う道を選ぶ そんな日に限って雨が降る 伝えたい気持ちも無くなって 戻れない日々をただ嘆いた 気づかない僕のこの脆さに 世間と時間は冷た過ぎて 消えてゆく 大体いつもこのくらいに 何かが目から溢れ出てくる 見上げた景色まで重なって ぼやけた色で僕を嗤った

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