夕立ちみたいな 蝉のざわめきが ゆら ゆらり移ろってく 面影を残して 立ちすくむ僕を 置き去りにする季節が また 夏草を揺らす 今日を連れて ひぐらしが鳴いた 愛しい日々を あの もどかしさ を叫ぶ様に 忘れない 八月のメモリー 消えないで夢花火 いつしか 君と見た あの日の 物語 嗚呼 夏風のメロディ 泣きだしそうな夕焼けが 僕らの背中押した 終わらない 夏休み 眩しい笑顔も 凛とした顔も 涙が止まらなくて俯いてる君も 戻る事はない 青すぎた日々背にして また 1人進まなきゃ「今」と共に 風が吹き抜けた 揺らぐ心に あの熱い夏を 映す様に さよなら 八月のメモリー 夏色の夢花火 いつしか 君と見た 傷だらけの 朝日 ああ グラウンドに消えた 砂を濡らす涙が 今では愛しいから 迷わず 歩き出せる 覚えてますか あの夏の空 茜色に流されてく 僕達の未来を 照らす様に 戻らない八月のメモリー 消えそうな夢花火 いつまでも 褪せない 僕等の 物語 ああ 八月のメロディ 行かなくちゃ夕焼けが 沈んで また逢う日まで 終わりない 夏休み