名前のないこの夏と思い浮かべる君の横顔 差し込む日差しが一段と眩しい朝 今夜 君に別れを告げる 些細なズレと閉じる事のない隙間 吹き抜ける風が僕等を連れ去っていく 泣かないで 泣かないで 泣かないで 蛍 まばゆく揺れた気持ちの行方をそっと燈していた 消えないで 消えないで 消えないで 蛍のように 儚く燃える夏の終わりを報せに 行き場のないあの日々と忘れられない君の泣き顔 飛び交う光が一段と綺麗な夜 僕のほうから別れを告げる 些細なズレと閉じる事のない隙間 舞い上がる星が僕等を見守っているのか 言わないで 言わないで 言わないで 蛍 めぐりゆく季節とは違う この恋はもう二度とない 焼きついて 焼きついて 焼きついて 蛍のように 儚く燃えた二人の終わりを報せる 泣かないで 泣かないで 泣かないで 蛍 まばゆく揺れた気持ちの行方をそっと燈していた 消えないで 消えないで 消えないで 蛍のように 儚く燃える夏の終わりを報せに