夕日の砂時計につられて にじみ出てきた星を数えて 一つ一つ結んで空へと心重ね合わせた どうしてキラキラ光るはずの 想い出の連鎖が物語にならないの? ちゃんとね 幸せだからさ 余計に疼いた 何もなかったセピアの日々には 戻れないのわかるよ、わかるけど 交差する輝きと焦燥が織り成すさりげないメロディ 隠した言葉にしちゃいけないはずの3センチがさ 少し顔出して 奏でだす いつかは消えてしまう花火の様に輝いて 歯がゆいってわかってたはずの痛み、滲んで、 「ごめんね」のシンデレラ 大丈夫って言えたら 笑えるのかな ah 駆け抜けるスピードが怖くて だけど掴まる手すりが無くて ただ身を任せるしかないのなら 言い訳はできないのに どうしてとりとめのない思い出が 今更になって鮮明さを増すのだろう 「本当は幸せ "だけどね"」やっとつぶやいて 心の奥が溢れてくるのは きっと普通のことだよね 階段を駆け上っては駆け下りて忙しないメロディ 紡いできたその楽譜を ページ、ページ、めくっていく 思い出すように 問いかける、ガラスの靴は宝物? 答えちゃいけないよ 暗い部屋に居るみたい 焦って、泣き出しちゃって、 「痛いよ」のシンデレラ 遠い 遠い声 聞こえた気がしたんだよ 「ほらね そこに落とした涙 空と心に溶かせば混ざり合うでしょう だから…笑えるよ」 交差する輝きと焦燥が織り成すさりげないメロディ 隠して言葉にしちゃいけないなんてことないよ 確かめるように 奏でだす 今宵一番大きい花火の様に輝いて 楽譜に書き込もう 今この瞬間を抱いて 「ごめんね」のシンデレラ 「ごめんね」の後にも続いていくメロディ ah 大丈夫、笑えるよ。