愛も哀も余さずちょうだい 厭くまで情に綴じ込めて I could die ほら悖る双眸 脳に咲いた少女地獄 I know 相も変わらず迷妄 あれこれ欠いて苛まれて 人間然としたその表情 もう一切 禍殃と焚べる 値札をつけた月並みな夢に 転げ落ちゆく惨めな人 嘘など無いと嘘吐く なんで?なんて泣いても無駄って この街が捨てたモラリティの 形など誰も忘れたんだ って歌う路上のシンガー 彼女はどんな顔してたっけ? 売り払った拙劣な自分 買い戻すことなんてできず ありふれたショーウインドウに 飾ったイミテーション 愛も哀も余さずちょうだい 厭くまで情に綴じ込めて I could die ほら悖る双眸 脳に咲いた少女地獄 I know 相も変わらず迷妄 あれこれ欠いて苛まれて 人間然としたその表情 もう一切 禍殃と焚べる 「どこかの誰かの華やぐ 人生もなんにも羨ましくないわ」 嘯くひょうろくを嗤え いっそ死んでしまいたいんだ 気忙しい野暮なソサエティに 日和って喰まれて腹の中 足掻けど拗れるばかり もういい疾うに手遅れなんだ 汚れた鏡の向こう そこに立つのは誰かと 問うてみたんだ ねえ嘘でいいから言って あたしが一番幸せなんだって 愛も哀も余さずちょうだい 厭くまで情に綴じ込めて I could die ほら悖る双眸 脳に咲いた少女地獄 I know 相も変わらず迷妄 あれこれ欠いて苛まれて 人間然としたその表情 もう一切 禍殃と焚べる 結んで 解いて 擦り切れて 血が滔々溢れ出した 怨んで 赦して うらぶれて 独り逡巡して罷って この地獄の向こうから あの日のあの子が手招くの ほら合図のチャイムが鳴る 「また明日」と手を振った