泣きじゃくって、涙涸れて、 静かになる四角い部屋。 「まだ一緒に居たかったの。」 呟いても。 ―最初は、ただ思う だけで良かったはず。 あなたが振り向いて、 予想外の事で。 いつしか私だけ、頭の端までも、 あなたが全てだった。 他の何より大事。 <♪> ―流れる日々の中、 喧嘩とかもしたし、 でもそれもなくなって。 無関心が増えた。 ―曇りの昼、小さい部屋、 別れは突然。 泣きじゃくって、しがみついて、 でもあなたは困っていて。 なのに、駄目ね。 私、理解できなかった。 もう二度と恋なんてしない。 私、ずっと一人でいい。 でもね、駄目ね。 あなたを見たら、また恋する。 <♪> 北から飛ぶ渡り鳥は、 少しの春を 優しく私の手で過ごして、 また飛び去ってゆく。 最初からもし わかっていたのならば、 何も近寄ることは なかったでしょう。 『めぐむ御運命、北空に泣くの』と わたし呟く。 帰りたくて電話鳴らす、 出ないあなた、でも好きなの。 だから、駄目ね。 私、いつも待ってばかりで。 最後に迷惑かけたい。 逢いに行って、待ち続けたい。 でもね、駄目ね。 私、嫌われたくないよ。 泣きじゃくって、しがみついて、 でもあなたは困っていて。 なのに、駄目ね。 私、理解できなかった。 もう二度と恋なんてしない。 私、ずっと一人でいい。 でもね、駄目ね。 あなた見たら、生まれ変わっても、 逢いたい。