鴎も飛べない 海風に 飛ばされそうな浜の宿 船出のときを待っ男が居りゃ もどらぬ昨日を待つ女も ここは小泊 風待ち港 ヒュルルヒュルルヒュルヒュル 風の守唄ききながら 羽を休めてョ眠りゃいい 三日三晩のョー嵐も過ぎりゃ 吹いてくるだろさ追い風がョー 人恋しいのかもがりぶえ 夜更けて窓に泣きつのる コップの酒に消えては浮かぶ 忘れた昔の面影が ここは小泊風待ち港 ヒュルルヒュルルヒュルヒュル ほろり思い出 くみながら しばし酔ったらョ眠りゃいい ここは小泊風待ち港 ヒュルルヒュルルヒュルヒュル 風の守唄ききながら 明日を夢見てョ眠りゃいい