午前5時 ただ夏へ疾走る 伸ばせば届きそうな 君は瞳を閉じている 太陽が胸の窓を開いて 燻っていた僕のこの願い 風に乗れ (悪戯な波が) 砂の上 刻んだ 記憶さらって逃げる (現在が消えぬよう) 彷徨っていた ふたり 何度も踏みしめた 君のこと僕が想ってるように 君も僕をこんなふうに いつかきっとそんな夢をみる 手探りのままに 時間が経つのも忘れる強さで バックミラー 夕日が滲んで溶ける やわらかな沈黙 夜空と混ざってく 東京タワー 白光りが見えてきて あの場所 着る頃 君に伝えられそう (波打ち際で) 見つけたビーチグラス その煌めきでさえも (長い間に) 培われた結晶 僕らも同じように 君と残したい 宇宙の片隅 ふたりだけ見える確かな足跡を そして感じあう 幸せな瞬間 限りなく遠く積み重ねるのさ (「もっとこうしてたい…」) 少し寂しそうに 君がそっと呟いた (ひとつ ひとつの) 生まれてきた意味を 僕が繋げてゆこう 君と残したい 宇宙の片隅 ふたりだけ見える確かな足跡を そして感じあう 幸せな瞬間 限りなく遠く積み重ねるのさ ずっとそばにいて もっとそばにいて 嵐の夜も 雨上がりの朝も 君と出逢えた それだけが すべて未来へと続いてゆく 二つの… 足跡… 真夏の… 足跡… 二つの…