Dickens Point

歌詞

風が強い日 はじまりの予感に 窓越しに眺める 高層ビルのパラボラ 灰色の空に 名も知れぬ鳥の行方を追って まどろみ 静まる午後 鉛筆の走る音 くぐもる話し声 髪を撫でる 首を傾げる仕草で 絶え間なくめくられ続けるページ 留まる時間の中を 進み続けるページ アンサンブルフォーライフ いまこの瞬間も とめどなく流れ落ちる世界を 誰が物とも無く漂って 胸の奥に連なってく空白 壁の向こう高台に立って 眩い線路を眺めていた やがて途方に暮れたら 沈黙を引きずる夜が来た ただただあった音達が 次第に互いに 意味を持って 近付いては離れだす 気の遠くなる様な研鑽の果てに 残るものは何? 何も残らない? とわに続くものなんて無いから いまを大切に生きてゆける からっぽの世界で僕ら出会えたよ つないだその手もう離さない 別れるもの 出会うもの 離れるもの 溶けるもの はじまりもおわりも 分からなくなった旅の最中 ふと我に返った時 その胸に去来するものは何? 最後のその瞬間にも あなたを想っていたい あぁ 僕らの アンサンブルフォーライフ とわに続くものなんて無いから いまを大切に生きてゆける からっぽの世界で僕ら出会えたの つないだその手もう離さない ずっとなんてないよだからこそ僕ら この瞬間を燃やして生きる からっぽの世界で僕ら出会えたよ たったひとつの愛を守るんだ