夕陽が窓の向こうで 音も立てずゆっくり 沈んで行く景色に胸が 鷲掴みにギュッとされた 小さな夢抱えながら 躓き転んで膝を擦りむいた 青い夏の日 薊の咲く小道を抜けて 蝉時雨の波追いかけてた やけに夕陽が滲んでいたのは いつかの夏模様 静かに甦る この胸に 最近 忘れていたな 立ち止まってみる事 逸れた雲みたいに僕は 街と人に流されていた 水彩画で描いたような 夕暮れの中を僕は走ってた 青い夏の日 薊の咲く小道で今も 蝉時雨はまだ聴こえますか あの日にはもう戻れないけれど いつかの夏模様 今度逢いに行こう 逢いに行こう 瞳閉じて見上げ空を かけて行く風は忘れかけた 青い夏と同じ匂いがして 笑顔が込み上げる 薊の咲く小道を抜けて 蝉時雨の波追いかけてた やけに夕陽が滲んでいたのは いつかの夏模様 静かに甦る この胸に