僕らは 歩いていた 砂嵐の 惑星を 冷えていく 体温を 抱きしめていた 愛とか 恋なんて 古ぼけた 惑星で 1000年前の歌を 口ずさんでいた 誰かが 遺していった 片想いの 残骸を 最後の愛の歌を 歌いながら 僕たちは どっかで気づいたんだ この歌詞も メロディも いつかの後悔の ワンシーンってこと 巡り巡る 遠い過去で嘆いている あなたの手を 握りたかった もう今日は いっそ 未来に 逆らって 昨日のあなたへ 会いに行こう 距離も 時間だって 超えて 今、船を出して 探しに行こう 君を 気の迷いを コンパスに変えて 君の声を探す 探す 震えだって 動力に変えて 君の方へ 進む 進む 凍えだした 心臓が焼けて この想いは 燃える 燃えていく 風の奥 光ったのは きっと 見間違いじゃないはずさ ひとりぼっちの 今日が 数千年 数万年 どれだけ続いても 返事がしたいんだ 時間も 理由も 超えて もう今日は いっそ 未来に 逆らって 昨日のあなたと 手を結ぶよ 距離も 時間だって 超えて 全部 巻き戻して 繋がって 始まって 今、恋に変わる この歌は きっと 霞んだりしないで 1000年後の未来も 響いているよ 愛とか 恋が 消えた 世界に 逆らって 『誰も知らない歌』を 歌おう