時計を見上げる 予定もないのに 歩いていきたい 遠くの駅まで こんな日に限って 空は晴れない お気に入りの靴 濡らしたくないな 見たい映画は満席 読みかけの本手に取る レコードに針落とす 1人座り込む いつもと違う一日を 期待していた 結局いつだって 上手くいかない 忘れてたのに悲しいこと 思い出して 憂鬱に染まるそんな朝も それでもいい 時計を見上げる 針が回ってく いつか君といった お気に入りのあの場所 やみそうにない雨も 濡れたままの私も 何も見ないふりして 全部通り過ぎた いつもと違う一日を 期待していた そんなに急には 変われない 忘れたくないことさえも 見えなくなる 君からのメール 「今夜も星がきれいだって」 何を見ても 何をしても どこへ向かっても 思い通りにはいかなくて いつもと違う一日を 期待していた 結局いつだって うまくやれない 今日が終わる頃 雨は止んだ 土砂降りだったのに やってらんないや そんな夜も悪くない