『星が映る夜の海を眺めていた』 嘘をついた 僕はそんな綺麗じゃない 期待しないで 『この海はね、神様のさ、 涙なんだ』 嘘をついた こんなことで笑うのなら 期待してよね 水平線に映るのは星の影 まだ薄い夜に呼び込まれた きみは消えてしまう 願ってもないのに きみが立ち止まってくれたとき あの流れ星に叶えてもらったって 願ってもないのに きみは何も知らない 海岸線『寒いね』笑う 夜更け、海、星ときみと また願いごとばかりを言うよ 何も知らないで笑うきみと 海岸線は少し寒いから ひとつやふたつの願いごとぐらい 叶わせてあげる 流れ星ひとつ海の上を走る 水面に映ってふたつ こっちの分もひとつあげるから 叶わせてあげる きみは何も