徒然なる右習え凧揚げ 首に下げる音の出る耳当て 手持ち無沙汰で何より遊ばせ 宛名のないカキドメお届け 洒落を気取れど日傘が似合わねえ 目元口元紅塗れアホじゃね 仰ぎ団扇の柄が気に入らねえ 悪態付きゃ腐らせるアラサー 夕立の街稲光 厚く覆う薄墨に登る 画竜の眼よ愛おしき なんてこったこんな絶景が 見れるんなら万々歳 仲間探しの酒場で酔いどれ ガラスの靴のサイズが合いません 背伸び髪伸び鏡に問いかけ 絶望的リアリティお手上げ 蝉が叫ぶ明日と今日の境目 ほろびの歌を子守りに転寝 西陽が差し鳩が鳴く夕暮れ 17時のチャイムだすぐ帰らなきゃ 霹靂の夕に花吹雪 毎度通りゃんせ恵みの音 遍く鼓動に愛おしき あーこの調子じゃ埒があかねえや さあどうしよか 軽く息を吐いたら 飛んでしまいそうな火を 決して絶やさぬようにとひとり守り 続けた 喉に込み上げた思いと伸びること 忘れた背丈が 青き日の続きを 夕立の街稲光 厚く覆う薄墨に登る 画竜の眼よ愛おしき 日差しの真下に波の音 霹靂の夕に花吹雪 毎度通りゃんせ恵みの音 遍く鼓動に愛おしき 木陰の雀涙落とす どうかいい夢で眠れますように 眩し過ぎる明かりで 目覚められますように こんな平和な日が続きますようにと