日々は音を立てず 短針はまた進んでいく 静寂に声が鳴り響く 「遊び足りない 遊んでいたいよ」と 僕は、影を探す 茜色の光が映し出す 街灯と夜空の呼吸 「遊びたりない もっと遊んでいたいよ」 心地よい風が揺らすのは 錆びた孤独な鞦韆 忘れられた砂場には 破れた夢のカケラ 聞こえてくるようだ 笑い声が 時間に追われることもなく 追う夢も漠然で 傷つくことすら気付かずに 無邪気にただ突っ走って もう聞こえないんだよ 笑い声が もう聞こえないんだよ 呼ぶ声すら 日々は音を立てず 短針はまた進んでいく 静寂に声が鳴り響く 「遊び足りない 遊んでいたいよ」と 僕は、影を探す 茜色の光が映し出す 街灯と夜空の呼吸 「遊びたりない もっと遊んでいたいよ