8月の最後に君と観た 映画の続きを見つけたよ 言うほどの事じゃないか 傑作じゃないけど、 駄作でもなかったよ だらけたテンポ感と ありきたりなストーリー 夏のピークが去って、 終わりを悟って 甘すぎたアイスの味を 忘れたくないな あぁ 飲み干してしまった悲しみが どうして涙を誘うのだろう? ずるいよ 濡れた頬を撫ぜる風から 君の匂いがした 僕たちの最後に 君の作りかけの歌を聞いたんだ、 それなりのウェルメイド 傑作じゃないけど この退屈を消し去るぐらいの 情熱を、やっと思い出せたんだ 季節が僕らの形を変えていく 好きだった服が クローゼットで眠ってる 君も眠ってる まぁ、いいか しまった悲しみが こうして涙を誘っても あぁ、ずるいよ 君のことばかり見つけてしまう 夏の終わりに すぐ乾くサマーウール