肌に触れた鈍色の雨に 僕は錆び付いて もう君の色も見えないよ やけに低い空 君の声は 胸の音は ねぇどんな色だったっけ 塗りつぶしていくように 気付けば燃える茜(そら) 胸の奥に閉じ込めていた君を もうこれ以上、奪わないで もしもこの躰を無くせたとしたなら 君と混ざりあっていられるのでしょ うか そんな願いに溺れて息さえ 出来ないのに 悲しいほど脈打つ体温を 離せないまま 僕はひとり空を睨んでいる 剥がれ落ちたこの笑顔と 曝け出したこの涙と ねぇどれが僕だったっけ 嘲笑うような空 ひび割れそうな世界は 僕だけ取り残してさ 回り続けるけど この手と声 君だけに届けばいい 壊れたっていい 狂ったっていい これで最後でもいい 走るよ 爛れた傷から零れそうな君を もうこれ以上、奪わせないよ もしも君の熱が僕に触れたのなら その声が鼓膜を揺らしたとしたなら どんな鮮やかな色で世界は 回るのでしょう 胸を締め付けるような酷く 眩しい色で もしもこの躰で君に触れられたら 心のずっと奥 軋んでも構わない 描く未来(いつか)に焦がれて 息さえ出来ないけど 痛いほどに脈打つ体温を 離さないまま 僕はひとり空を見上げている